【元旅行会社のフランス在住ママの知恵】子連れフランス旅行のポイントまとめ20〜パリ編〜

ずっと子どもといっしょにいると、久しぶりに海外旅行もいいかなと思いますよね。そんなお子様との海外旅行先に、フランスを考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実際には子連れの旅行は大変ですが、訪れた場所の写真や旅先でのいろいろな出来事は、子どもにとってもすばらしい思い出となるはず。
そこで子連れで楽しくフランスを旅行するコツについてご提案したいと思います。なお、入場料金その他の最新情報は、各サイトにて確認することをオススメします。
目次
- 1 1.【基礎知識】フランス流の子育て 3つの違い
- 2 2.ツアーと自由旅行どっちがおすすめ?
- 3 3.日本から持っていったほうがいいものは?
- 4 4.ベビーカーと抱っこ紐は両方持っていくと便利
- 5 5.フランスの治安と被害に遭わないための対策は?
- 6 6.子どもが体調を崩したときの病院はどうする?
- 7 7.空港からパリ市街までの移動方法
- 8 8.メトロやバスに乗るときの注意点
- 9 9.メトロとバス。移動で便利なのはどっち?
- 10 10.メトロのフリーパスは必要?
- 11 11.子連れで泊まるのに便利なホテルの選び方
- 12 12.ベビーフードや離乳食は現地で買えるの?
- 13 13.子連れで入れるレストランの選び方
- 14 14.パリにある日本食レストラン
- 15 15. おむつは現地でも買える?
- 16 16. おむつ替えやトイレはどうする?
- 17 17.子連れで行ける有名な観光地
- 18 18.パリと言えばルーブル美術館。子連れで行くときの注意点は?
- 19 19.子連れで遊べるパリのおすすめスポット5つ
- 20 20.パリ近郊のおすすめスポット3つ
- 21 まとめ
1.【基礎知識】フランス流の子育て 3つの違い
日本は子供が第一。フランスは大人が第一。
日本では子どもがいる家庭において、まず子どものことを考えますが、フランスでは、まず自分が第一。
だから、たまにどこか遊びに行きたいと思ったら、子どもを預けて夫婦で出かけたり、親のすることに子どもがつきあったりすることもよくあります。つまり、フランスの子どもは、小さいころからこうした社会生活の大切さを学び、厳しく育てられているのです。
したがって、子どもがワンワン泣いて親を困らせるということはフランスでは非常に悪い行いで、子どもは人前でも厳しく叱られます。
大きくなってもおしゃぶりを使う
では、子どもが騒ぎはじめたら、フランスではどうするのでしょうか。答えはかんたん、おしゃぶりをくわえさせるのです。ですから、フランスでは、赤ちゃんのころからおしゃぶりをくわえさせ、これで落ちつかせる習慣を身につけさせます。かなり大きくなってもおしゃぶりが取れない子をたまに見かけますが、日本人にとってちょっと異様に映るかもしれませんね。
母乳育児は3ヶ月まで
フランスでは、大きくなった赤ちゃんに母乳を上げるのはいささか異様に映るみたいです。というのも、フランスでは母乳育児はさほど重要ではなく、多くのママが生後3ヶ月ごろには卒乳させるからです。
ですから、母乳育児をされている方は、場所をわきまえたほうがベター。実際、私は娘が2歳になるまでがんばって母乳で育てましたが、「まだ母乳を上げているの?」と奇異な目でたびたび見られました。
◯準備編
2.ツアーと自由旅行どっちがおすすめ?
ツアーなら現地スタッフがサポートしてくれるので安心
子連れの海外ツアーなどの概要を見てみると、往復のフライトとホテルが決まっていて、あとはフリータイムというものが圧倒的です。現地スタッフがさまざまなサポートをしてくれるので、いざというときに安心ですね。
さまざまなツアーを比較するのも楽しいので、一度のぞいておくことをおススメします。
自由旅行なら自分で調べて行きたいところに行ける
自由旅行は、滞在期間から行きたい場所まで、自由に決められます。ただ、何でも自分でやらなければならないため、精神的には負担が大きくなります。その分、いろいろと調べたり、予定を組んだりと、旅行に出る前の楽しみが大きくなりますね。
旅行の醍醐味は、予定を立てて楽しみ、行って楽しみ、帰ってきて写真を見たりお友だちに話したりして楽しむという、3つの楽しみが味わえること。ですから、旅行の形態はそれぞれの事情に合わせて、やりやすいものを選ぶのがいいと思います。
旅のスケジュールを立てるポイント
予定を立てるとき、一日のスケジュールはなるべく大ざっぱに考えたほうがいいと思います。たとえば、午前中はお買い物、午後は近くの観光箇所を一カ所というように。
一日にいくつも予定を入れてしまうと、予定外に子どもがぐずったりして、思ったように観光地を回れなかったり、何とか予定をこなしても、実際にはただ行っただけでたいして観光することができず、疲れただけで終わってしまった…なんてこともよくあることです。
せっかく日常から解放されているのですから、あせらずにのんびりと行きましょう。
3.日本から持っていったほうがいいものは?
たいていのものはフランスでも購入できる
おむつ、ミルク、ベビーフード、おしりふきなど、赤ちゃんに必要なものはスーパーなどでたいてい手に入りますし、メーカーもいろいろあります。
ただ、赤ちゃんによっては慣れないおむつをイヤがったり、ミルクの缶が大きすぎて持ち運びに不便だったりすることもあるので、気になる方は慣れたものを少しぐらいは用意しておいたほうがいいかもしれません。見つかりにくいものもありますので、必要なものは持っていった方が便利ですね。
母乳育児なら授乳ケープやショールは必須
授乳中に隠せるようなものはあったほうがいいと思います。季節によってはステキなショールを現地調達するのもいい思い出になりますね。
意外と重宝するのは折り畳み傘
春や秋の季節の変わり目は、雨が降りやすくなります。日本の傘のようにコンパクトで軽量、しかもさほど高くはないものは、フランスでは見つけにくいので、折りたたみの傘を持っていると重宝します。ちなみに、私はいつもバッグの中に、日本で購入した折りたたみの傘を入れています。
冬の旅行ならカイロが便利
冬は日中でもかなり寒いので、カイロは重宝します。フランスで見つけたという情報もありますが、そうかんたんに見かけるものではありません。
常備薬は忘れずに
フランスでも薬は購入することができますが、説明書を読んでもよくわからなかったり、体に合わなくて利かなかったり、逆に利きすぎたりすることもあるかもしれません。
スリッパ(ホテルにはありません)
フランスは基本的に靴文化なので、ホテルにスリッパがない場合がほとんどです。スーパーなどにはルームシューズなどが売っていますが、必要であれば持って行くと便利です。
4.ベビーカーと抱っこ紐は両方持っていくと便利
飛行機で子供を寝かせるなら抱っこ紐
航空会社にもよると思いますが、事前に予約をすると、2歳未満の赤ちゃんは、特別なベッド(ベビーバシネット)を利用することができます。
客室乗務員が座席の前に設置してくれるのですが、このベッドに寝かせようとしても、なかなか眠ってくれないこともあります。眠たいのに眠れなくて赤ちゃんが泣き出したりすると、ママは本当に困りますよね。
こういうとき、赤ちゃんを胸の前で抱っこし、客室内を少し歩きながら寝かしてしまいます。眠った赤ちゃんは、ベッドに移動させなくても、そのままの状態でシートに座り、ママもいっしょに休むことができます。もう少し大きくなった子どもがいても、抱っこ紐が使える年齢だったら、こうやって寝かせるとママは楽です。
実際、娘が1歳のときにはじめて日本へ行ったとき、ベビーバシネットではまったく眠れず、ひざの上で眠ってしまったのですが、寝返りを打つたびに目を覚まし、結局、日本に着くまで落ちついて眠れませんでした。でも、帰りのフライトでは、抱っこ紐を使って眠らせることに成功し、娘といっしょに私も眠ることができ、行きのフライトでもこうすればよかったと思ったものです。
フランスに着いたら、抱っこ紐とベビーカーを併用
赤ちゃんによっては好みもあるかと思いますが、荷物を持ちながら赤ちゃんを抱っこしてばかりいると体に負担がかかります。ただし、ベビーカーは使いにくいシチュエーションがいくつかあります。後述しますので参考にしてください。
5.フランスの治安と被害に遭わないための対策は?
2015年、パリで起きた同時多発テロは、フランス旅行に来る観光客の数を激減させるきっかけとなってしまいました。実際、その当時、日本からのフランス行きのツアーがキャンセルになり、日本人観光客はかなり減ってしまいました。その後の回復もなかなか難しく、そのまま現在に至っています。
これらのテロの影響で、治安が悪いという印象が強くなってしまいましたが、フランスはもともとさほど治安がいいわけではありません。とくにパリなどの大都市では、スリや置き引きなどに遭うことも少なくはありません。
実際、在フランス日本大使館による法人犯罪被害事例を見てみると、スリや置き引きがダントツで、ひったくりなども起こっています。発生場所は地下鉄の車内や駅がもっとも多く、オペラ座界隈などでも起こりやすいようです。発生時間は朝から夜までと幅が広いため、旅行中はつねに安全管理を行うべきだということがわかります。
とはいえ、どこにいても危険はつきもの。旅行中のこうした被害は、遭わないように事前に予防し、楽しい旅行にしたいものです。
被害に遭わないための対策
携帯電話や貴重品は、ポケットなどには入れず、外から見えないようにします。
ATMで現金を引き出すときは、周囲に気を配り、観光地での利用は避けた方が無難。地下鉄では、切符売り場や改札、車内などは要注意です。
バックパックはスリに遭う可能性が高いです。実際、気づいたらファスナーが空いていたということがありました。そのときは気づきませんでしたが、後に電子辞書が盗まれていたことに気づき、ひどくがっかりした経験があります。また、カバンはファスナーで閉められるものにし、人ごみなどではファスナーの閉め口をしっかりと持っておいたほうがいいと思います。
カフェやレストランなどでは、荷物を置いたままトイレに行くことは厳禁。また、テーブルの上に携帯電話などを無防備に置くことも犯罪を招くことになりますので控えた方がいいと思います。
6.子どもが体調を崩したときの病院はどうする?
日本語の通じる病院や医師に診てもらう
在フランス日本国大使館のホームページに、日本語の通じる医師のリストが掲載されています。万が一のために、旅行前に確認しておいた方がいいでしょう。
救急の場合は、24時間営業の小児科の緊急病院へ
Hôpital Necker- Enfants maladesという病院です。緊急の場合、公共交通機関を利用することは考えず、タクシーを使った方が賢明です。「オピタル・ネッカー・シルブプレ」と言えば伝わります。
病院に着いたら、Urgences Pédiatriques(小児救急)という表示に従って行きます。受付で手続きをした後、呼ばれるのを待ちます。なかなか呼ばれないようでしたら、受付に確認したほうがいいと思います。場合によっては長いこと待たされることもあるかもしれません。
高額な医療費を請求されないために、海外旅行保険は必要
フランスで旅行者として医療機関にかかると、日本の価値観では法外だと思われる金額を請求されることもあります。事前に海外旅行保険に加入することをオススメします。
クレジットカードをお持ちの方は、カードによっては海外旅行の保険付帯サービスがあるものもあります。事前にサービス内容を調べておき、付帯サービスだけで大丈夫なのか、あるいは海外旅行保険にも加入したほうがいいかなど検討してください。
◯移動・宿泊編
7.空港からパリ市街までの移動方法
空港からの移動手段には、一般に、タクシー、バス、電車があります。到着時間、そのときの疲れ具合、子どもの様子などを考えて、どの手段を使ったほうがいいのかを判断しましょう。
タクシー(便利だけど注意も必要)
パリには空港がふたつありますが、日本からのフライトが到着するのはシャルル・ド・ゴール空港(CDG)です。CDGから市内までのタクシー料金は固定料金となっています。CDGから市内右岸まで50ユーロ、市内左岸まで55ユーロです。
乗車人数が多いと追加料金が発生することもありますので、事前にいくらなのかを確認した方がいいと思います。また、パリ市外までは料金が異なりますので注意しましょう。
電車(治安が悪いので利用は避けて)
CDGからパリ市内を結ぶ路線はRER(パリ高速鉄道)で、日常の足として利用されています。早朝から深夜まで動いており、渋滞などの心配もないのですが、治安が悪いことでもよく知られていますので、利用の際には細心の注意が必要。所要時間は急行、快速、普通によっても異なりますが、30分から1時間程度。通勤ラッシュ時間帯は、平日の8~10時ごろ、16~18時ごろですので、この時間帯は避けた方が無難でしょう。
電車の乗り場は、ターミナル2に到着した場合、駅が直結していますが、ターミナル1に着いた場合、RERの乗り場まで無料のメトロで移動します。
バス(比較的安全で便利)
市内へのバスにはオペラ行きのRoissy bus、エッフェル塔行きとモンパルナス行きのLe Bus Directがあります。どれも各ターミナルに停まった後、市内へと行きますが、Le Bus Directは途中停車をするので、どこで下りるのかをしっかりと確認するようにしましょう。なお、バスも上記の通勤ラッシュ時には渋滞します。
8.メトロやバスに乗るときの注意点
メトロを利用するとき
ベビーカーをたたみ、貴重品や携帯電話、カメラなどに注意を払いましょう。
駅のアナウンスも車内のアナウンスもありません。降りる駅を間違えないように確認しましょう。
ドアはレバーやボタンで開閉します。電車が完全に停車しないのにドアを開けて飛び降りる人もいますので、ドア付近は気をつけてください。
バスを利用するとき
路線図がごちゃごちゃしていてわかりにくいので、間違えないようにすることが重要です。事前にどこからどこまで行くのかをしっかりと確認してから利用するようにしましょう。
バスの切符はメトロの切符と同じです。バスに乗ったらまず乗ったことを証明するために切符を機械に通します。これを怠ると、キセルしたと思われてしまいますので忘れずに。
停車前にボタンを押すのは日本と同じ。心配でしたら、運転手のそばに待機し、停車する場所を確認しましょう。
通勤ラッシュは避けよう
メトロもバスも、通勤ラッシュ時は混雑します。平日の8〜10時ごろ、16〜18時ごろに利用する際は、時間に余裕を持って行動しましょう。
9.メトロとバス。移動で便利なのはどっち?
ベビーカーがあるなら、メトロよりバスが便利。
エレベーターやエスカレーターが完備された駅はほとんどなく、改札では扉を開けるタイプの入り口もあり、電車のドアも手動式が多く、ベビーカーではいろいろと大変です。完全に停車する前に電車のドアを開ける人もいるので、ドア付近にいると危険です。
ただ、フランス人は子連れの家族に親切なので、いろいろな面で手助けをしてくれる人も多いと思いますが、移動するだけで疲れてしまってはせっかくの旅行が台無しです。また、地下鉄でのスリなども多いので、安全の面においても注意が必要です。
その点、バスは階段の上り下りもなく、ベビーカー用のスペースもあるので、移動に負担がありません。子どもに外の景色を見せたりして飽きさせずにいられるので、不快な思いをすることも少ないのではないかと思います。
ただし、ベビーカー用のスペースにはベビーカー数に制限があるため、ベビーカーをたたむか、バスを見送るかしなければならないこともあります。移動の際はあまりせかせかしないで、時間に余裕を持っていたほうがいいと思います。
観光名所では抱っこ紐が必要なことも
パリ市内はさほど広くはないので、少しの距離だったら歩いて移動するのもいいかなと思います。問題は石畳や段差。観光地や古い街並などでは、ベビーカーを押しにくくなり、またガタガタと揺れて赤ちゃんも不快になるかもしれません。さらに、ママも歩きやすい靴を選ばないと、ヒールが石畳の隙間に入り込み、靴をダメにしてしまうはめに。そういうときは抱っこ紐を利用して、ベビーカーをたたんでしまった方がいいですね。
10.メトロのフリーパスは必要?
訪れる場所や公共交通機関をどの程度使うかによって、どの切符を購入したらいいのかは違ってきます。普通切符(Ticket t+)、10回つづりの回数券(Carnet Ticket t+)、一日フリーパス(Mobilis)、期間ゾーン限定乗車券(Paris Visite)など種類はいろいろです。
私が便利だと思うのは、Carnet Ticket t+。メトロやバスで、パリ市内の観光地はだいたい回れますし、普通の切符よりも少しお得です。また、切符を使い残してしまっても、次の旅行のときも使えます(有効期限なし)。
Mobilisはゾーン1〜2、1〜3、1〜4、1〜5があり、その区間は0時から24時まで乗り放題です。Paris Visiteは、1日券、2日券、3日券、5日券があって、それぞれゾーン1〜3、1〜5が0時から24時まで乗り放題となっています。特典は入場箇所の割引があること(大人料金購入者のみ)でしょう。
実際、MobilisやParis Visiteを使って、子どもを連れてバスやメトロを駆使していろいろな観光箇所を回るというのは、いささか無理があるのではないかなと思います。ただし、ひとりで終日パッと用事を済ませる時間があるというのであれば、公共交通機関の利用回数を考えて購入するのもいいと思います。
11.子連れで泊まるのに便利なホテルの選び方
旅行先のホテルは、日常生活の家のようなもの。何をいちばん求めるのかを考えて、まちがいのないホテル選びをしたいものです。
旅行に便利なエリアを決める
まずはフランスで何をしたいのかを明確にして、その目的を果たすためにもっとも効率のよいエリアを選ぶようにするといいと思います。
コインランドリーかクリーニングサービスがあるホテルを選ぶ
滞在期間の長さに関係なく、ホテルにコインランドリーかクリーニングサービスがあるかどうかを調べておいたほうがいいと思います。小さな赤ちゃんなどはまだしも、微妙な年頃の幼児は思いがけず粗相をしてしまうこともありますよね。なお、パリでしたら町中にもコインランドリーがあります。利用してみるのもいい経験となりますね。
子連れにはキッチン付きホテルも便利
ホテルの中には、キッチンのついているホテルもあります。キッチン付きホテルなどで検索すると、いろいろ出てくると思います。市内のレストランでは、子連れはNGというレストランもたくさんあるため、ホテルでもかんたんに食事が摂れた方がいいと思います。
お勧めはアパルトマン
私が個人的にオススメなのはアパルトマンです。短期で借りられるアパートタイプもあれば、空いた部屋を貸している場合もあります。日本人スタッフが対応しているアパルトマンもありますし、場合によってはインターネットや洗濯機なども自由に使えます。まるでパリに住んでいるような気分を体験できますよ。
私が以前利用したことがあるのは、空いた部屋を貸しているタイプでした。ステキなアパートの一室で、優雅なマダムが毎朝、朝食を用意してくれました。とても親切にしていただき、とてもステキな思い出となりました。
なお、アパルトマンによっては、子どもが騒いだり、大声で泣いたりすることを嫌がられることもあります。予約する前に、子どもの年齢などを確認しておいたほうが後で問題とならないと思います。
パリのアパルトマンの検索なら、このようなサイトがあります。
◯食事編
12.ベビーフードや離乳食は現地で買えるの?
フランスでは、ミルクもベビーフードも品揃えが豊富です。子どもの年齢に応じて、ミルクもさまざま、ベビーフードもフルーツや野菜のすりつぶしから少し固形のやわらかい肉など、つい目移りしてしまうほど、さまざまなメーカーのものがたくさんあります。オーガニック製品もありますので、子どもの健康を心配する方にも安心です。
おかゆ系では、野菜のリゾットの種類が豊富。ただし、お米だけのおかゆがよければ、持ってきたほうがいいかもしれません。
ちなみに、娘は私が作った日本食の離乳食を与えていましたが、市販の離乳食では、トマト風味のやわらかいパスタは大のお気に入りでした。なお、フランスでは、離乳食でバゲットを与えますので、試してみるのもいいかもしれませんね。
13.子連れで入れるレストランの選び方
チェーン店のファミリーレストラン
チェーン店のファミリーレストラン、ファーストフードは、子ども連れでも問題ありません。
ファミリーレストランなら、hippopotamus、flunch、Courte Paille、Léon de Bruxelles、Bistro Romainなど。ファーストフードなら、マクドナルドやQuickがあります。
ちゃんとしたレストランでも子供メニューがあるところはOK
もう少しちゃんとしたレストランに入りたいということであれば、メニューに子どもメニュー(Menu enfants)があるところは、子どもと一緒に入れます。店頭に掲げてあるメニューでチェックするか、思い切って店員に聞いてみましょう。かしこまったレストランよりも、カジュアルレストランは周囲をさほど気にせずにいられるので、小さな子どもとの外食ではオススメです。
子連れで行けるカフェもある
Poule Mouilletteは、店内の雰囲気がとてもかわいらしく、親同士の交流の場でもあり、子どもがさまざまなアクティビティに参加できる場です。子どものスペースには、あこがれのおもちゃがいっぱい。きっと帰りたくなくなるかもしれませんね。
14.パリにある日本食レストラン
オペラ界隈には日本食レストランが点在しています。どのレストランも比較的子連れで入りやすいので、気に入ったところに入ってみるのがいいのではないかと思います。
個人的には、気軽に入りやすく、メニューも豊富、店内の清潔感やサービスのよさなどから、善(ぜん)がオススメです。フランス食で胃が疲れたころに、ぜひおもむいてみてください。カレーやラーメン、とんかつや唐揚げと、懐かしい日本食にホッとできると思います。
お寿司屋さんではMatsuda(まつだ)に行くと、ちらし寿司がとてもおいしいと評判です。色味も美しく、子どもも大喜びです。大人は久しぶりにお酒とお寿司を楽しみ、帰国後のステキな思い出を作ってください。
パリにはいろいろなラーメン屋さんがあります。コッテリしたラーメンが食べたければKotteri Ramen Naritakeが評判ですが、サッポロラーメンも海外にあるラーメン屋としてはおいしいです。ラーメンは子どもも食べ慣れているので、リラックスして食べられるのではないでしょうか。久しぶりにビールで乾杯して、楽しいひとときを過ごしたいものです。
◯トイレ事情
15. おむつは現地でも買える?
買えます。お店にもよりますが、種類もいろいろあります。パンパースなどのメーカー品もあります。はかせるタイプはEasy upと書かれ、男の子用と女の子用があります。
ただし、やっぱり日本製のおむつの方が性能はいいと思います。慣れないおむつで赤ちゃんが不快に感じることもあるかもしれませんので、慣れたものも持ってきたほうがいいかもしれません。消費するものですから、旅の終わりには荷物からなくなっていますし、さほど邪魔にはならないと思います。
16. おむつ替えやトイレはどうする?
子連れ旅行ではトイレが心配ですね。夏場でしたら、公園などのベンチでパッと替えてしまうこともできますが、天気の悪い日や寒いときなどは考えてしまいます。
そういうときは、大手百貨店のナースリールームを使うのが手です。オペラにあるプランタン、ギャラリーラファイエット、セーヴル・バビロヌのボン・マルシェにもナースリールームがあります。
Point WCというトイレ用品メーカーによる高級有料トイレが観光地に点在します。こちらはいささか高級すぎるきらいがありますが、清潔におむつを替えたり、トイレを利用することができます。
レストランなどを利用する際、チェーン店のファミリーレストランなどでは、すべてではないと思いますが、おむつを交換できると思います。もしもない場合は、遠慮せずに店員に聞いてみるといいと思います。ちょっとしたスペースを貸してくれることもあります。
娘が赤ちゃんのころ、おむつを交換する場所を探しても見つからず、カフェのトイレの便座の上で交換したことがあります。いざというときの場合を考えて、私は厚手のタオル(中がクッションのようになっているようなもの)を持ち歩いていました。
とはいえ、あまり神経質にならないように、トイレのポイントを押さえておくとストレスなく観光できますね。
◯観光地・遊び場
17.子連れで行ける有名な観光地
エッフェル塔とChamp de Mars公園
やっぱりエッフェル塔です。記念写真を撮りながら、エッフェル塔のそばにあるChamp de Mars公園でいろいろと遊ばせることもできますよ。
Champ de Mars公園は、エッフェル塔から伸びている一帯の公園です。ここには子どもたちが遊べる遊具もあります。冬場は芝生に入れなくなることもありますが、天気のいい日などは終日のんびりと過ごせます。
シャンゼリゼ通り
ママも観光を楽しみたいですね。歌にもなっている、世界でもっとも美しい通りと言われるシャンゼリゼ通りは、季節によってデコレーションもステキです。ジッとしていられない子どもでも、いろいろ見ながら散歩させ、疲れたらベビーカーで寝かし、ママはウインドーショッピングを楽しみながら、お買い物の予行練習をするというのもいいかなと思います。
ノートルダム大聖堂
ディズニー映画の「ノートルダムの鐘」を旅行前に見せてから行くと、「あの映画の教会だよ」と子どもに説明しやすいのではないかと思います。屋上まで上ると、なおイメージがわきますが、螺旋階段で屋上まで歩いて登りますので、小さな子連れの場合は体力と待ち時間で考えた方がいいでしょう。
18.パリと言えばルーブル美術館。子連れで行くときの注意点は?
いつも混雑しているので時間に余裕を持って
世界でもっとも訪れる観光客数の多い美術館として知られているルーブル美術館。とにかくチケットの購入から入館時の荷物チェックなどでいつも混雑しています。比較的、混雑していない時間帯は、開館時間前、ランチ時間、夕方などです。子どもといっしょですと、朝いちばんにというのはなかなか難しいですが、早めにランチを摂ってお昼ごろに入館し、飽きたころに出るというのはどうでしょうか。
広い館内に歩き疲れることも。観たい作品を先に決めておきましょう。
見学の前に目的の作品の場所などを少し予習して行ったほうがいいと思います。館内は階段も多く、子どもには苦痛になってしまうかもしれません。
19.子連れで遊べるパリのおすすめスポット5つ
せっかくフランスに来たのですから、日本ではなかなか味わえないような経験をした方がいいのではないかと思います。とくに、数多くあるアートギャラリーは子どものセンスが磨かれる重要スポット。ぜひ日本では味わえない体験をさせてあげてください。
1. ポンピドゥーセンター(Galerie Des Enfants, Centre Pompidou)
現代アート美術館とも言えるポンピドウー・センター。
ここにはGalerie Des Enfants(子どもギャラリー)という子どものためのスペースがあります。3歳から10歳ごろまでの子どもが楽しめる展示がたくさん。ぜひとも親子で本場のアートに触れてみてください。
2. パレ・ロワイヤル(Palais-Royal)
ヴェルサイユ宮殿を建てたルイ14世が幼少期を過ごした王宮、パレ・ロワイヤル。
現代では美しい庭園になっていて、オシャレな店が並んでいます。ここには現代アーティストのダニエル・ビュランによる白と黒のストライプの円柱が並びます。彼のアートは、東京のお台場でも見られます。可能でしたら旅行前に子どもたちを遊ばせておくと、「覚えているよ!」と返ってくるかもしれませんね。
3.ダリ美術館(Espace Dalí à Montmartre)
ダリといえばスペインの画家。パリに住んでいたことがあり、美術館も顕在します。
何といっても独特な作風は子どもも大人も興味をそそられますよね。館内が薄暗く、治安のあまりいいエリアではないので、スリなどの被害に遭わないように注意が必要ですが、子どもの想像力が育まれるダリ美術館は、子連れ旅行のオススメの観光スポットです。
>> ダリ美術館 公式サイト
4.サン・キャトル(104-centquatre)
パリ市内の外れにある子どもと大人のアートスポット。0歳の赤ちゃんから遊べるスペースをはじめ、広い館内では子どもも大人も十分に楽しめる充実したアクティビティがたくさんあります。絵本が充実している本屋さん、赤ちゃんといっしょでも全く問題のないカフェもあり、終日、存分に遊べます。
5.リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)
リュクサンブール公園は、子ども向けのさまざまな遊び場がたくさんあるパリの中心地にある公園です。パリのママたちも子どもたちを連れて遊びに出かけるスポットで、現地の家族連れを目にするかと思います。メリーゴーランドもあり、操り人形の劇場もあり、囲いのついた子どもが遊べるスペースもありなので、ぜひおとずれてみてください。
20.パリ近郊のおすすめスポット3つ
1.ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)
一度は訪れたいヴェルサイユ宮殿。のんびり一日かけて見学したいです。
子どもが退屈したら、庭園で遊ばせたり、小さな列車(petit train)に乗せるのも手。たとえそのときは記憶に残らなかったとしても、大きくなって歴史の教科書を見たときに、「ここに行ったことあったよね」と思い出話を聞かせてあげることができますよ。
2.ディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)
ディズニーランド・パリは、ヨーロッパの雰囲気あふれる独特なテーマパーク。
眠れる森の美女の城は、東京ディズニーランドのシンデレラ城のようなシンボル的存在。「ふしぎの国のアリス」は、映画のアリスになった気分になれる迷路です。インディー・ジョーンズはトロッコに乗り込むジェットコースター。スペースマウンテンはかなりの大迫力の絶叫マシーンで、東京ディズニーランドよりもはるかにスリルがあるとか。
3.アステリックス・パーク(Parc Asterix)
アステリックス・パークは、フランスの大人気のマンガ、アステリックスの世界を再現したテーマパーク。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、フランス人ならだれもが知っているマンガなので、フランス旅行の記念に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。さまざまなアトラクションが楽しめますよ。
まとめ
子連れでフランス旅行、ぜひ行ってみたいなぁと思っていただけましたか? 子どもがいると、やりたいことができなくなってしまいますが、これを機に最初の一歩を踏み出してください。安全に注意して楽しいご旅行を! Bon voyage !!